写真が溢れる時代
カメラマンの仕事とは
何なんだろうと考えることがあった
営業写真といわれる写真を撮る
カメラマンとしては
被写体の美
お客さまが求めているもの
プロだからこそ撮れるものを残すことが仕事
それは目でみえるその写真が
光や構図
カメラ技術
ポージングなど
技術的なものが優れていること
そこを徹底的に勉強し
自分の技術をあげて撮影に臨むことに時間を費やす
昨日
成人式の後撮り撮影のご依頼をいただいた
友人からの紹介で
同僚の姪っ子さんの撮影だった
見学に来られていたご家族と
一緒に撮った家族写真をみた友人がLINEをくれた
『おはよう
昨日は本当にありがとう😊
**ちゃんも喜んでたよ
祖父母と**ちゃんの写真送ってくれて
それ見た瞬間
私は号泣😭
---省略(友人の同僚家族と姪っ子さんの人生の背景)---
今は祖父の体調が心配なのに
キリッと背筋伸ばして
祖母は満面の笑みで
たった一枚から色んな事が伝わる最高の一枚!!
私の中で今まで撮ったり見た写真で
1番感動する一枚だよ!!!
まだ涙が止まらんー
**や**の晴れ姿をじいちゃんにも
見せたかったなー
ばあちゃんともこんな写真撮りたいなー
でも撮れんよなー
って…。
羨ましいのと
色んな気持ち、
私の心が癒され感動する一枚をありがとう』
そのご家族の背景や事情を
少しだけ知っていたから
私はこの時に撮った家族写真を
友人がどんな気持ちで
みてくれたのかを知ることができた
仕事として撮影を続けていて
上っ面の撮影技術を追い求めている自分が
大きくなっていたことに気づき
そんな自分が撮った写真を
喜んでくれた友人の言葉にハッとした
写真に正解不正解はないこと
自分の気持ちがのっかること
被写体(お客さま)が
どんな気持ちで写真を撮るのか
写真を撮る理由、その想い
そこを大切にできる自分であり続けること
改めて気付かせてもらった
写真を撮るという本質に
また少し近付けた気がする
この想いを大切に
2024.3.24